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CULTUREクラブ活動

雪像同好会

2014年の活動

Team Elims

「Team Elims(チーム エリムス)」は、さっぽろ雪まつり市民雪像を制作するHDC社内サークルです。

8倍の抽選会を勝ち抜き、17年連続制作をしているベテランチームです。
おかげさまでメディアへの露出度も高く、毎年、TV、ラジオの取材や出演依頼をいただいています。

Team Elims 2014

今年度テーマは「アニバーサリータッグ」
~40周年を迎えるキティちゃんとカーリングが夢のコラボ! ストーンよ。ソチで弾け飛べ!~

今年40周年を迎えるキティちゃんと間もなく開幕するソチオリンピック。
私達Team Elimsは、お祝いと応援の意味を込めて雪像を制作しました。

今年は抽選会前からマスコミ取材がありました。

あるマスコミ関係の方から、今年度の市民雪像は97基→80基に削減されますが、どう思いますか?というものでした。
10年以上何とか製作を続けている私達にも影響必至の情報でした。
とは言え、運だけの勝負である抽選会。
気合いで乗り込み、見事に当選!
11番手でした。
もちろん定位置(?)の9丁目で製作です。

そして更にマスコミ登場は続く……。
雪像の製作へは技術講習会への参加が必須となります。
本製作に取りかかる前に粘土で模型を制作し、技術指導の先生からアドバイスを受けるというもの。
この様子が翌朝の新聞に掲載されました。
テレビでもHBCとSTVに一瞬登場。

今年もめだってるぜ。私たち!

作業開始前

寒いぜ!
雪像製作初日は真冬日です。
日中の最高気温がマイナス。
全国区な表現をするならば「冷蔵庫の中より寒い」です。

「豆腐」と呼ばれる雪像の原型です。
上のブロックが幅2m、高さ2m。下のブロックが幅3m、高さ1m。
このブロックのみを加工して形にします。
上ブロックは下ブロックの後ろぎりぎりに置かれています。
前面を広く取って、万が一雪像が倒壊しても、危険な雪の塊がお客様まで届かないための工夫ですね。

私たちの豆腐には、あらかじめ真ん中に角材を一本通していただきました。
これで雪像の強度アップです。

刃物は友達

さあて、雪像開始だ!
会場に着くと、まずはさっぽろ雪まつり実行委員会へ着手届けを提出。
そして様々な雪像製作グッズを借ります。
雪像作りに鋭い刃物は欠かせません。
街中を持ち歩いたら通報ものの鋼鉄のエッジが雪像を削り出します。
公式貸し出しグッズは、剣スコップ、角スコップ、まさかり、ナタ、けれん棒、ママさんダンプ、はしご、バケツ。
DIYショップで普通に売っているものばかりですね。

雪像製作は危険な作業も伴います。
無事な雪像完成を祈念して、ウォッカでお清めの乾杯!
そして開始前の団結力を結集して記念撮影。

最初にやること

それはガチンコに凍った豆腐の角を徹底的に落とすこと。
地上3メートルの豆腐に上って、スコップでガシガシと削ります。
初めて登ると、その高さにビビります。
落ちたら、ちょいと痛いぜ。
慎重にパワフルに。

開始1時間経過

グルリと角が落ちたところで、顔などのパーツの位置決めを油性スプレーで行います。
並行して除雪作業も行います。
キティちゃんは、少し首をかしげたデザインにしたので十字線が斜め。

むむむ。難しそう。

削った雪を放置すると、踏まれたり凍ったりしてデコボコに固まってしまいます。
こいつは見苦しい。
まめな除雪が大事です。

節水禁止

シャーベットを作るための水道です。ただし書きにあるように、水は出しっぱなしにするのがルールです。
氷点下の屋外で蛇口を締めると、あっと言う間に凍りつきます。
悪くすると水道管破裂だ。

東京芸大彫刻科参入!

今年は東京芸大彫刻科から二人の若者が参加くださいました。
そしてTeamElimsレギュラーには、元自衛隊北部方面隊 大雪像製作隊員がいます。
こいつは最強の布陣だ。

なにがすごいって、このお三方は空間把握力がブッとんでるみたいです。
彼らの会話を聞いていると「へーーーーーー?」って、感じ。
私たちには「それで話しはまとまったの?」ってなもんですが、彼らはわかりあってるみたいです。
複雑な造形かつ台座に対して斜めの雪像セッティングを、削りだしで形にしていきました。
雪像ベテランズとは言え、訓練を受けていない私達にはないスキルです。

すごい。

全体図

離れた所から見ると、こんな作業状態です。
台座に登って削り出し作業をする者、削り落とされた雪を除雪する者、スコップ片手に次の工程を考える者。
それぞれ分担して作業にあたります。
まだまだなんだかわかりませんが、ここからがお楽しみ!

お昼!

おなかすいたあ。
セイコーマートのホットシェフおにぎり20個。だるまのおにぎり20個。
中華の布袋のザンギ山盛り。

さあ、喰えーーーーっ!

そしてスイーツチーム調達のたっぷりスイーツ。
すごい贅沢してる気分。

ママさんダンプ

北海道にあって東京にはない日用品の代表格でしょう。
「ママさんダンプ」
ドカドカと降り積もる雪は、スコップなぞでははねきれません。
そこで北海道のママたちは、この荒っぽい道具を使って「どっせい!」と、除雪を行います。

雪像製作にも必需品です。
見るみる積もる豆腐の欠片をダンプで排雪します。

ママより可憐な腰を入れろーーっ!

頭増量

雪像のボリューム感を出したいので、豆腐から目いっぱいの大きさで削りだしました。
と、言うことで、かしげたキティちゃんの頭の左上の高さが足りません。
盛り付けることにしました。

朝一番の工程で削りだした豆腐の欠片を頭の上に並べて心材とします。
その上からシャーベットを塗り込んで凍らせます。

盛る削るが自由自在なのが雪像製作の良いところですね。

初日終了

例年よりも少しだけ遅れ気味かな?
でも、いつもと違う作り方なので、なんとかなるでしょう。
今夜はストレッチをきちんやって疲れを残さないように眠りましょ。

2日目開始

初日から一部メンバーチェンジがありましたが、今日も元気にスタートです。

人形は目が命

キティちゃんって自分で絵を画いてみると、意外なほどに目と目が離れています。
ちょっと分かりづらいですが、目の位置を決めて印をつけました。
この位置がズレてしまうと、仕上がりにも大きな影響が出てしまいます。
ベテランズの私達でも苦手な行程です。
書いては消す……の作業を何度も繰り返してようやく決定。

この正体は……

キティちゃんが抱っこしている小熊さん。
見たことあるけど、詳しく分からない人も多いのでは?
小熊の名前は「タイニーチャム」
現在はキティちゃんのお家に住んでいて、キティちゃんとは兄弟なみに大の仲良し。
今回はお友達も出演です。

自衛隊北部方面隊大雪像制作御用達秘密兵器登場

雪まつり実行委員会用意の新グッズです。
ギザギサの刃をつけた、見るから凶悪な角スコップ。
単にギサギザにしただけではなく、鋸の刃同様の目立てがされています。
元々は自衛隊の雪像制作部隊が使っていた特殊なスコップです。
北海道とは言え、さすがに市販されていません。
札幌市が特注したとのことです。

使ってみると強烈。
さすがは自衛隊仕様。
ものすごく強力です。豆腐が削れるけずれる。
気分はガンダム。ゲッターロボ!
これはTeam Elimsにもほしいな。

ストーンも外せない

今回のテーマはアニバーサリータッグ。
オリンピックの応援も重要です。
というわけでカーリングで使うストーンの土台も製作。
ソチまで飛ばせるかな?

雪シャーベット。

氷水と言ったほうが伝わるでしょうか?
ママさんダンプで集めたきれいな雪を水で溶いてゆきシャーベット状にします。
雪像の化粧や補修に使います。
成形も自由自在。
ストーン作りもこの雪シャーベットが大活躍でした。

雪シャーベットは、素手では絶対に触れません。
軍手と防寒ゴム手袋を重ねて履きます。
マイナス40度まで耐える手袋は、雪シャーベットに手を入れても全然冷たくありません。
観光客の皆様は一様に「冷たそう」と、おっしゃってくださいますが全然平気なんです。

科学の力はすごいぜ。

作戦会議

雪像はでかい。
離れないと、自分がどこのなにを作っているのかわからなくなってきます。
目測で図りながら、次の手順を詰めていきます。

下から見上げて指示を出す人。
雪像によじ登って作業を行う人。

問題はだ! お互いの意思疎通が、かーなーり難しいってことです。

「耳の高さはどこまで? ここ? なんだって? 手をかざせってかい。えーーと。これくらい?」
ってなもんで、どなりあって決めていきます。

リボンの秘密節水禁止

トレードマークのリボンも勿論作ります。
……あれれ? 左右の大きさが合ってないや。
これでいいんです!
よっくよく見るとキティちゃんのリボンは中心が円形、左側が少し大きく出来ているんです。
ご存知でした?

後ろもぬかりなく

普段なかなか見ることが出来ない背中部分。
こんな感じで作っています。
頭、胴体、足の部分をしっかりとメリハリつけます。
手抜きは御法度です。
合言葉「エッジをきかせろ」が生きる瞬間です。

シッポもあります

分かりづらいですが、シッポがなければキティちゃんじゃない!
キティちゃんの前を通った時にぜひ探してみて下さい。
きっと見える位置にあるはず。
見つけた人にはいいことがあるかも!?

鼻が出来た

朝、目の位置を固定させてから、鼻の位置を決めて完成させました。
だんだんキティちゃんらしくなってきました。

目は深い穴

雪像に色付けはできません。
陰影で白黒を表現します。
目は深い穴にして、濃い影を落とさせます。

タイニーチャムも顔つけ

顔部分が出来たことで、一気に完成に近づきました。
大通9丁目会場でキティちゃんとタイニーチャム、ストーン達が皆さまをお迎えする準備も間もなく終了です。

ストーンも最終段階

ストーンをぶつけ合うイメージにしました。
これでソチまで勢いよく飛ぶことでしょう!

完成!

できました「アニバーサリータッグ」
どんなもんだい。えっへん!
自画自賛お許しを。

世界からのお客様の目にも、完璧なキティちゃんでしょう。
そして北海道フォルティウスがソチで活躍することを心から応援いたします。

どうもありがとうございました。

TeamElims2014

今年は交通機関に影響が出るほどの暴風雪予報だったり、真冬日が続いて思うように進捗が進まなかったり。
天気が心配でしたが無事完成にこぎつけました。

観光客の皆様や会社の同僚など、沢山の方から応援・激励の言葉を頂きました。
今年はお子様から大人の女性まで大人気のキティちゃんと、ソチオリンピックの開催を記念してカーリングストーンを製作したので、
開催期間中も大変多くのお客様に記念撮影をしていただきました。
さっぽろ雪まつりが、皆さまの大事な思い出の一つとなれば幸いです。

来年もどうぞよろしくお願いします。

Team Elims(チーム エリムス)はこんなチームです

  • 「HDC」様は、このたび何回目の雪像作り参加ですか?
    17回目(1998~2014)です。
  • 「HDC」様が、雪像作りに参加しようと思ったきっかけは?
    当時のメンバーが、某大規模システム稼動本番を控えたプレッシャーから逃避半分のノリで始めました。
    幸い、リーダーを努める者が、以前に別チームで雪像作りを経験していたので、成功することができました。
    しかし一番最初に作った雪像は、心の目で見ないと、なんだかわからない出来でした。
    こちらの「プルート」です……
  • 「Team Elims(チーム エリムス)」の名前の由来は?
    1998年頃、初代のメンバーたちが関わっていたコンピューターソフトが、「SMILE(スマイル)21」という介護福祉のソフトでした。「SMILE」のスペルをひっくり返して「Elims(エリムス)」にしました。
  • Team Elimsの人数は? 年代、男女比は?
    制作に関わる人数は12人前後。男女の比率は半々です。
    毎年、仕事のスケジュールや転勤などでメンバーは入れ替わります。
    20代の新入社員から40代のベテラン社員まで、幅広く活動しています。
    また、中国からのスタッフ2名が、H21,22年と参加いただきました。
  • 毎年どこで制作していますか?
    製作場所は、市民雪像制作参加チームを決める抽選会で決まります。当選順に好きな場所を選んでいきます。
    私たちは大通会場9丁目から12丁目を選んでいます。
    心をこめて作った雪像なので、ぜひ会場へ足を運んでみて下さい。
  • 制作時間帯は?
    無理しないでいこーぜ、がポリシーです。土日の二日間の陽のあるうちに仕上げます。
    難行苦行の制作は厳禁です。楽しんでいきましょう!
  • お昼ご飯はどうしていますか?
    会場がHDC本社から近いので、お昼ご飯は社内リフレッシュルームで、ぬくぬくといただきます。
    また、女性が中心の通称「スイーツチーム」が、近隣有名スイーツショップから、山のようにケーキを買ってきます。ヘンゼルとグレーテルな眺めです。
  • 雪像作り活動をしていてよかったこと、感動したことなどのエピソードは?
    最近は、雪像制作期間中に観光される方が増えました。制作中の私たちに、温かいお声がけをしてくださったりします。
    お歳を召した御夫婦や、外国からのご家族が、いっしょになって斧やスコップを手にして雪像を削ってくださるのは、大きな喜びで、そんな皆様といっしょに撮った記念写真は、私たちの宝です。
    社内の方、社外の友人が差し入れして下さるのも大きな励みになっています。
    また、雪像作成時は、みんなで汗をかきながら作業し、お菓子などをつまみにビールを飲み、いろんなおしゃべりをします。部署の違う仲間が集まるので、これをきっかけに顔見知りになれ、いい交流の場になっていると思います。
  • これからの目標は?
    私達は製作期間中にお会いした観光客の皆様に、体験的に製作に参加して頂くことで、交流を図り楽しませていただいています。体験を通して頂いて、一つの思い出として残して頂ければと思います。
    斧を力任せに振るうなど、ふだんの生活ではありえない非日常を、たっぷり経験いただけます。

    会場で、私たち「Team Elims」を見かけたらお声がけください。
    これからも、ずっと雪像をつくり続けたいと思っています。

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